専任教員(研究者?実務家)


 専任教員(研究者)

橋本 正博
橋本 正博 HASHIMOTO MASAHIRO
教授(法科大学院長)
担当科目
 刑法Ⅰ(総論)
 刑法Ⅱ(各論)
 
学歴?主な経歴

主な経歴
一橋大学大学院博士後期課程単位修得退学
一橋大学博士(法学)
元司法試験考査委員

研究テーマ

研究者情報システム
1.正犯?共犯論、とくに共同正犯の成立要件
2.未遂犯?不能犯における危険とその判断基準
3.不作為犯の基礎としての作為義務

授業への取り組み 学生が自ら問題を解決するための土台として、判例?学説の主張につき(賛成するかはともかく)その趣旨を「腑に落ちる」ように理解してもらうこと、また、具体的事実を法的に評価する際の手がかりを得てもらうことを目指している。
メッセージ 現実に法が機能を発揮するのは、広義の紛争が生じたとき、当事者間の利害と思惑が交錯する場面です。法的知識?法的思考能力の向上も多面的あるいは俯瞰的な問題把握に支えられてこそ実現するものだと、意識して学修してください。
松岡 啓祐
松岡 啓祐 MATSUOKA KEISUKE
教授(法科大学副院長)
担当科目
 商法演習Ⅰ(会社法)
 商法演習Ⅱ(企業法総合)
 金融商品取引法
学歴?主な経歴
主な経歴
早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学
元公認会計士試験委員(企業法を担当)、行政書士試験委員

研究テーマ

研究者情報システム
1.会社法のコーポレート?ガバナンス論等
2.金融商品取引法の投資者保護制度やインサイダー取引規制等
3.商法の仲介業者(問屋?仲立営業等)の規制等
授業への取り組み ロー?スクールは少人数で、双方向的な授業が基本になります。法律の条文だけでなく、判例や実務の動向等も踏まえながら、法律のプロとなる知識の修得を目指していきます。ソクラティック?メソッドやケース?メソッド等の手法も活用しています。
メッセージ 商法?会社法は企業社会やビジネスに関する基本法です。日々ダイナミックな事件や判例が現れる世界ですので、グローバルな側面を含め、企業社会の在り方について法的な観点を中心として意欲的に学習していきましょう。公正な企業社会の実現を目指していきます。
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安達 栄司 ADACHI EIJI
教授
担当科目
 民事訴訟法
 応用民事訴訟法
 民事法総合演習Ⅴ(民事訴訟法事例演習)
学歴?主な経歴

主な経歴
早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程退学
博士(法学)
研究テーマ

研究者情報システム
民事訴訟法の国際比較
仲裁法?ADR

授業への取り組み 民訴法の授業で事例問題を検討する場合、訴訟物と当事者を特定すること、関係する民訴法の条文の(有無の)確認と原理原則から考えることをいつも強調しています。
メッセージ 司法試験合格のために、粘り強く、諦めず、マイペースで勉強を続けること、それができるために心身の健康を保つこと(規則正しい生活)に留意してください。
石田 信平
石田 信平 ISHIDA SHINPEI
教授
担当科目
 労働法Ⅰ(基本領域)
 労働法Ⅱ(展開領域)
 労働法演習
 外国法(イギリス法)
学歴?主な経歴

主な経歴
同志社大学大学院博士後期課程退学
博士(法学)
研究テーマ


研究者情報システム
労働契約に対する法規制の在り方について研究しています。労働者の賃金水準はマクロ経済政策にとって重要ですので、国家政策にとっても重要な関心事項となります。ある特定層の人々が労働市場から排除されていれば、そうした社会的排除を解消することも国家の任務となります。労働契約は契約ですが、当事者関係の利益調整だけにとどまらない視点が必要となります。このような観点から、労働契約の法規制としてあるべき姿はどのようなものかを考えています。
授業への取り組み 労働法は司法試験の選択科目ですが、出題可能性のある範囲は、他の選択科目よりも広いように感じていますので、出題範囲の知識をできるだけ効率的に学べるような授業運営を心がけています。また、授業では、司法試験過去問などの事例問題の検討にも時間を割いています。事例問題の検討を通じて、起案能力を高めていただきたいと考えています。
メッセージ 目標を達成できるように一緒に頑張りましょう。
稲垣 悠一
稲垣 悠一 INAGAKI YUICHI
教授
担当科目
 刑事法総合演習Ⅰ(刑法総論重点)

 刑事法総合演習Ⅱ(刑法各論重点)
 刑事法総合演習Ⅳ(刑事法事例演習)
学歴?主な経歴

主な経歴
専修大学大学院法学研究科博士後期課程修了
博士(法学)
弁護士
研究テーマ

研究者情報システム
1.過失犯論
2.不作為犯論
3.自動車運転死傷行為等処罰法

授業への取り組み 法解釈には説得力が必要です。講義では多くの刑法理論を扱いますが、説得力のある解釈を展開するためには、その理論の核心を的確に理解することが重要です。講義では、「なぜそのような解釈になるのか」と問い掛けることで、理論の核心を考えてもらい、理解してもらうことを心掛けています。また、法律家には、書面作成能力が不可欠ですので、起案能力の育成にも力を入れています。
メッセージ 司法試験合格のためには様々な力が必要ですが、何より大事なのは基礎知識を地道に積み重ねていく反復継続力です。この道は、茨の道のようにも感じます。しかし、核心の理解をおざなりにショートカットしようとしても結局失敗します。「急がば回れ」が合格のための近道です。
大澤 逸平
大澤 逸平 OHSAWA IPPEI
教授
担当科目
 民法Ⅰ(財産法システムⅠ)
 民法Ⅲ(事務管理?不当利得?不法行為)
 民事法総合演習Ⅱ(民事責任法)
学歴?主な経歴

主な経歴
東京大学法学部卒業
東京大学大学院修士課程修了
法学修士
研究テーマ
研究者情報システム
これまでは民法のなかでも不法行為法を中心に研究してきました。最近は不法行為責任が法体系のなかで果たす役割について、視野を広くとって考える必要性を痛感しています。
授業への取り組み 実際に起こる事件にはひとつとして同じ事件はありません。しかし、事件の結論を考えるには、先例を理解し、これと比較することが不可欠です。授業では、受講者が具体的に先例の意味を理解できる手助けをしたいと考えています。
メッセージ 民法は範囲が広くて大変だ、という声をよく耳にします。そのような難しさはありますが、学習が進むごとに、広い民法の世界の相互関係、ひいては民法以外の法とのつながりも見えてきて、学習の進展を感じることが出来るでしょう。
加藤 克佳
加藤 克佳 KATO KATSUYOSHI
教授
担当科目
 刑事訴訟法Ⅰ
 刑事訴訟法Ⅱ
 刑事法総合演習Ⅲ(刑事訴訟法重点)

 刑事法総合演習Ⅳ(刑事法事例演習)
学歴?主な経歴


主な経歴
早稲田大学法学部卒業
早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学
元司法試験考査委員
弁護士

研究テーマ

研究者情報システム
1.刑事再審制度の改革
2.犯罪被害者と刑事手続
3.取引的刑事司法

授業への取り組み 授業では、基本的な刑事手続関係法規や判例?学説の理解に重点を置いています。その上で、受講者が、これを設問(具体的事例)に適用して妥当な解決を導くにはどうすればよいか(結論への筋道)を学修できるように、授業を実施しています(講義,演習とも)。刑事訴訟法の分野では特に判例が大きな役割を果たしていますので、判例や実務的視点も重視しつつ、論理的な思考力?論述力を涵養できるように努めています。
メッセージ 刑事訴訟法は、刑法(実体法)を実現するための手続法です。刑事訴訟(刑事手続)は、無味乾燥な手続の塊のような印象を持たれるかもしれません。しかし、そこには明確な理念?目的があり、その実現に適した手続が設けられています。捜査→公訴→公判を通じて、そのような理念?目的を意識しつつ、各手続の制度趣旨や狙いを学修していくと、理解が深まります。なお、公判手続については、実際に法廷傍聴等をすると、立体的な理解が可能になるでしょう。
河崎 祐子
河崎 祐子 KAWASAKI YUKO
教授
担当科目
 倒産法Ⅰ
 倒産法Ⅱ
 執行?保全法
学歴?主な経歴
主な経歴
一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了
博士(法学)
研究テーマ

研究者情報システム
1.倒産処理におけるガバナンスの研究
2.民事手続における強制力の意義と範囲
3.民事手続における国家と私人の協働関係

授業への取り組み 手続法は、実体法を現実のものとするための方法を定めたものです。それぞれの規定がどのような意味を持ち、なぜそのような方法が採られているのか。そうした手続のありようを、対話を通じて一緒にたどりながら、手続法を一つの流れとして理解することを目指しています。
メッセージ 習得に近道はありません。自分の力量、自分のペースを見極めながら、一歩一歩たゆまず堅実に目標に向かって進んでいきましょう。
 蝸牛の富士へも登るためしかな  犀水
これは、日本で民事手続法を最初に体系化した偉大な大先輩?加藤正治博士の一句です。高みを目指して、ともに頑張っていきましょう。
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嶋 拓哉 SHIMA TAKUYA
教授
担当科目
 国際私法Ⅰ
 国際私法Ⅱ
 国際私法演習




学歴?主な経歴

主な経歴
東京大学大学院法学政治学研究科民刑事法専攻経済法務専修コース 修了
University of Virginia School of Law修了
研究テーマ

研究者情報システム
国際私法,国際民事手続法および国際取引法の全般について研究をしていますが,特に近時では,国際的な知財権侵害や不正競争に関する問題,国際的な法定専属管轄に関する問題,国際商事仲裁を巡る問題中心に研究を進めています。
授業への取り組み 私の授業では,条文を読んでその意味内容を理解できるようになることを目標にしています。試験のときに手許で参照できるのは,ハンドアウトでも教科書でもなく,唯一条文です。条文を疎かにしては法律の学修は成り立ちません。また,「まる覚え」ではなく,「理解」することにも重点を置いています。根本原理を理解せずに,サビの部分だけを暗記しても,応用的な事例問題には対処できません。条文を読み,その基礎にある根本的な考え方を理解することの大切さを皆さんにお伝えすべく,私なりに努めたいと考えています。
メッセージ 「国際私法」,「国際民事手続法」,「国際取引法」という科目名を聞いて即座にピン!とその内容を想起できる方は正直少ないでしょう(私も学生の頃,これら科目名を初めて聞いて,「なんじゃこりゃ?」と訝しく思った経験があります)。履修に不安を感じる方も居るかもしれませんが,これまでこれらの科目にまったく触れたことがなくても,心配する必要はありません。まずは授業を通じて,「国際私法」,「国際民事手続法」,「国際取引法」に触れてみてください。また,これらの科目に限ったことではありませんが,一見すると難しく感じる事例問題も実は,基本的な理解と思考を積み重ね,組み合わせることによって正答に辿り着くことができます。焦ることなく一歩ずつ前に進めていけば,自ずとご自身が掲げた目標に近づいていくはずです。皆さんがご自身の目標を達成できるように,微力ではありますが,私も可能な限り学修上の支援に努めるつもりです。一緒に勉強できる機会を愉しみにしています。
田代 亜紀
田代 亜紀 TASHIRO AKI
教授
担当科目
 統治の基本理論
 人権の基礎理論
学歴?主な経歴