現代日本語文法ゼミナール[担当:高橋 雄一]
ゼミナール名称 | 現代日本語文法ゼミナール |
研究テーマ | 現代日本語の文法/外国語としての日本語教育への文法研究の応用/現代語の中での文法の変化 |
ゼミナール所属 | 国際コミュニケーション学部 日本語学科 |
学習内容 | このゼミは現代日本語の文法をテーマにしたゼミナールです。担当者である私自身は、現代日本語文法についての研究成果を外国語としての日本語教育に応用することに興味があるので、ゼミでもその話題を中心にしますが、それ以外にもゼミ生の興味に沿って研究テーマを設定しています。 2年次のゼミでは、まずゼミ生全員で、研究の基本的な進め方を経験してもらいます。3?4年次のゼミでは、それぞれ研究テーマを決めて調査?研究をし、ゼミで中間報告としての発表を行い、最終的にレポートにまとめます。ゼミでの発表では、お互いの研究内容を理解して議論をすることにより、ゼミ全体でその研究に対する理解を深めることを目指します。ゼミ3では、それまでの研究の集大成として卒業論文を作成します。 これまでのゼミ生の研究テーマからいくつか例を挙げます。 日本語教育に関しては、日本語学習者の誤用を分析することにより、学習の途中でどのような文法体系が形成されているのかを考えるというアプローチがあります。例えば、「明日は晴れるでしょう」という表現から、学習者が類推して「# 明日は火曜日でしょう」とする誤用があります。こういったものについて外国語としての文法の習得の面から研究をします。 この他に、現代語の文法の変化について関心を持つゼミ生も多いです。日本語母語話者の中でも若い世代の人だけが使う表現があります。例えば、友人に愚痴を言っているような状況で、「約束していたのに直前まで連絡こなくて、嘘でしょ!?みたいな。」というように文末で「みたいな」を使ったり、「A:明日○○へ行かない? B:先週行ったし。」のように接続助詞「し」を終助詞のように使ったりというのは、私の研究上の興味と相まって大変興味深いテーマだと思います。 このように、ゼミ生と話し合いながら興味が重なる点を探していきます。 |
ゼミ生の人数 | 各学年、十数名のゼミ生がいます。 |
開講日時など | 毎週水曜日4,5限 |